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資格

FP・行書・乙4、気になる資格の難易度・・・私が受験したものを分析的に比較!!【2023年12月更新】

2023年3月10日

まかろんろん
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この記事はまかろんろん@DTMが書いています。 2023年度も色々な資格に挑戦予定です。
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資格取得を考えるときに難易度って気になりますよね?
どれくらい難しくて、勉強時間がどの程度必要なのか…。

資格をランク付けしているサイトを見かけますが、
私が感じた実感とはかけ離れていたものもありました。

こういうものって、実際に受験したことがないと、
ランク付けするのは難しいと思います。

そこで、この記事の著者(まかろんろん@DTM)が
実際に受験した資格を相対評価で比較してみようと思います。

単純に難易度を示すだけではなく、
分析的に評価しています。
資格取得を考えておられる方の参考になると嬉しいです。

なお、資格の順番は取得順に並べています。

今のところ全て合格した試験を記載していますが、
不合格だったものはその旨を記載します。

1.FP3級

どんな資格?

総合難易度 :★(易しい)
必要勉強時間:30~70時間程度
(私の勉強時間:60時間程度)
資格分野概略:金融系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:★(易しい)
要求記憶量 :★★(そこそこ大変)
国語素養要求:★(国語の読解が苦手でも問題なし)
理系素養要求:☆(ほぼ不要)

特徴

試験の問題は易しいものの、試験範囲が広いため、
勉強量はそれなりに必要…。
計算問題は簡単なので、算数が苦手でもなんとかなる感じです。
役立つ知識ばかりですし、初めての資格試験挑戦にはうってつけです。

2.FP2級

どんな資格?

総合難易度 :★★★☆(歯ごたえアリ)
必要勉強時間:100~300時間程度
(私の勉強時間:3級勉強含め120時間程度)
資格分野概略:金融系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:★★☆(普通)
要求記憶量 :★★★★(結構大変)
国語素養要求:★★(国語の読解が苦手でもそれほど苦労しない)
理系素養要求:★(少し複雑な計算が多くなるが、理系素養はほぼ不要)

特徴

3級と比べてぐっと問題が難しくなるのと、
法人の分野が新たに加わってくるため、結構難しいです。
範囲が広く、記憶しなければいけない量が多いため、
資格試験経験が無いと、勉強が途中で嫌になってしまうかもです。

私は行政書士試験と並行したため、満足に勉強時間を取れないまま
凸する羽目に…。合格はできたものの、結構危なかったです。

3.行政書士試験

どんな資格?

総合難易度 :★★★★★★★★★★(相当難しい)
必要勉強時間:600~1000時間程度
(私の勉強時間:350~400時間程度)
資格分野概略:法律系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:★★★★★★★★★☆(相当難しい)
要求記憶量 :★★★★★★★★★☆(超膨大)
国語素養要求:★★★★★★★★★★(かなり難しい)
理系素養要求:無

特徴

体感的にFP2級の10倍以上キツイです。
必要とされる暗記量も10倍近い気がします。

また、高度な国語力や広い教養、現場思考力も試される試験なので、
勉強量だけ積み重ねても合格できるとは限らない試験という印象でした。
法律系国家資格としては易しめの試験ですが、
法律系国家資格は難易度が全てバグっているので、
この試験自体は国家資格の中でもかなり難しいほうです。
択一の問題自体の問題自体の難易度はさらに高難易度の
法律系国家資格の択一とそれほど変わらない印象を受けます。

もちろん、高難易度の法律系資格に比べれば範囲が限定されていますので、
そういう意味での難易度は下がりますが、
問題自体の難しさは変わらない、そんな感じですね。

このあたりになると、挑戦する意味を
しっかり考えた方が良いレベルになりますね。

私は試験を受けようと思った時期が遅かったのと、
FP2級検定を申し込んだあとで試験を受ける気になったことで
FP2級の勉強も併行せねばならなかったため、
満足な勉強時間を確保できず挑むことになりました…。
決して400時間未満の勉強時間でこの試験に挑んではいけませんね。

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4.危険物取扱者試験 乙四類

どんな資格?

総合難易度 :★~★★(人によって印象が変わる。私は★×1だった。)
必要勉強時間:30~60時間程度
(私の勉強時間:40時間程度)
資格分野概略:化学系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:★(易しい)
要求記憶量 :★★(そこそこ大変)
国語素養要求:☆(ほぼ不要)
理系素養要求:★★☆(中学校レベルの理科がガタガタだとキツイかも)

特徴

試験の問題は5択ではあるものの問題文も短く、
選択肢自体も難解なひっかけの類は無いので、かなり易しいです。

ただ、出題の分野は狭いのですが、
それなりに細かいところまで憶える必要があるため、
FP3級に近いくらいの暗記量を要求されます。
(FP3級レベルでも、資格試験の経験が無い方には結構キツイ分量です。)

中学校レベルの物理と化学が出題されるため、
それらに苦手意識があると
FP3級よりもかなり難しく感じられると思います。

中学まで理科が苦手でなかった方は★1つで、
苦手だった方は★2つかそれ以上に感じると思います。

この試験は一夜漬けで挑む方がそこそこおられるようですが、
法令・基礎物理化学・性質消火の3科目を
全て合格点取らないといけないので、一夜漬けではまず受からないです。

短期記憶が得意な方ならともかく、
私が2週間で受けていたとしたら厳しかったと思います。
確実性をもって受かりたいのであれば、3週間くらい欲しいところです。

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5.銀行業務検定 相続アドバイザー2級

どんな資格?

総合難易度 :★★★★(結構大変)
必要勉強時間: 80~200時間程度
(私の勉強時間:60~70時間程度)
資格分野概略:金融系(一部法律系含む)

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:★★★☆(エグイ引っ掛けアリで結構難しい)
要求記憶量 :★★★★☆(範囲は狭いが深く正確な理解を要求される)
国語素養要求:★★★(択一の問題文は短いが、事例問題で要求される)
理系素養要求:★★☆(計算問題が多く、そこそこ複雑なので手早く処理しないと時間が足りない)

特徴

2級と名称が付いていますが、銀行業務検定は最上位が2級なので、
実際には1級扱いです。
従って、2級検定は深く正確な知識が要求されるため、かなり難しいです。

イメージ的にはFP1級で問われるくらい細かい論点が多いです。もちろん、2級までの論点も出ますが、それだけだと正答まで辿りつかないことがほとんどです。

相続アドバイザー2級は半分が4肢択一で、半分が記述・論述式です。
相続分野の初学者で、かつ、この試験が相続関連試験の初挑戦という方はほぼおられないと思いますが、そういう方だと、かなりの勉強時間が必要になります。

私は60~70時間という短い勉強時間でしたが、行政書士試験での勉強(民法の家族法分野)と、FP2級での相続税務や不動産の知識が元々あったため、です。
過去問からの焼き直し問題が多い印象ではありますが、新問も含まれていて、
過去問をきっちり取れるようにしてギリギリ合格ラインというところと思います。

択一も、問題自体は知っているか知らないかで勝負が決する問題がほとんどですが、要求される知識はかなり深いです。
論述しなければならない問題も多く、それらは正確な知識がないと点数が付かないので、この試験はかなり大変でした。

なお、3時間という長丁場の試験ですが、事例の読み取りや、相続税計算の問題が多く、かつ、論述・記述が半分を占めることから、3時間だと時間が足りない方も多いようです。それなりに要領よく処理していく必要アリです。

この試験の勉強時間で検索すると80時間とか出てくるのですが、当てにしないでください。
80時間で勝負できるのは、民法と相続関連税法の基礎が固まっている方のみですよ。

6.知的財産管理技能検定3級

どんな資格?

総合難易度 :☆or★(かなり易しい)
必要勉強時間:20~50時間程度
(私の勉強時間:35時間程度)
資格分野概略:法律系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:☆(易しい)
要求記憶量 :★(ツボを押さえれば暗記量はそれほど多くない)
国語素養要求:★☆(法律試験なので多少難読問題もあるが、ほぼ不要)
理系素養要求:☆(ほぼ不要)

特徴

この試験は名称から想像しにくいかもしれませんが、
内容的には超初歩の「法律系」試験です。
ただ、問題文も初学者に配慮されたものがほとんどで、
初学者向きに短文にされているので、
法律系資格特有の「コヤツ何言ってんの!?」的な意味不明さは無いです。

知的財産という割と狭い範囲から出題されるので、
FP3級よりも記憶しなければいけない量が少ない(体感的には半分くらい)ので、
法律試験的な取っつき辛さを感じなければ、
こちらのほうが取得しやすいと思います。

ただし、この試験は正答7割が合否のボーダーラインなので、
そこが少々プレッシャーになるかもしれません。

基本的には3択問題で、一部記述もあります。
著作権や特許権の消滅時期を計算させる問題もあります。
いずれも簡単な計算ですので、ド文系の方でもノープロブレムです。

特許や意匠出願手続きという、ほとんどの方が経験したことがなく、
かつ、個人にはあまり縁の無い手続きを覚えるので、
興味が湧きづらい、イメージしにくいところが、
この試験の唯一のやっかいどころですかね。

7.銀行業務検定 年金アドバイザー4級(CBT)

どんな資格?

総合難易度 :☆(かなり易しい)
必要勉強時間:20~40時間程度
(私の勉強時間:20時間程度)
資格分野概略:金融系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:☆(易しい)
要求記憶量 :★(ツボを押さえれば暗記量はそれほど多くない)
国語素養要求:☆(ほぼ不要)
理系素養要求:★~★☆(和暦での合算対象月の足し算が結構ムズイ!)

特徴

初めてCBTで受けた試験です。
CBTだとゾーンに入れず集中できない感じで、やりづらさがありました。
事例問題のような複雑なものが出る試験だと苦戦するかも…と思いましたね。

銀行業務検定は最上位が2級のため、この試験は名称こそ4級ですが、実質的には3級扱いです。
過去問を繰り返せば合格ラインには達しますが、FP3級よりも深い論点を問われるのと、FP2級ではあまり問われない論点が出題されますので、FP2級持ちでもノー勉で行ったら100%不合格をくらいます。

私はFP2級の知識があったのでそれほど苦戦せずに暗記に励めましたが、前提知識が無いと過去問を繰り返しても理解できず、問題文の丸暗記になってしまう可能性があります。

出題は過去問の焼き直しばかりですが、もちろん、まったく同じ問題はそれほど出ませんので、せめてFP3級の勉強をしてから、この検定を受けることをお勧めします。
私はFP2級受験から半年以上経っていますので、知識の維持や再構築にもなりました。

この検定も、勉強時間で検索すると「3日」とか出てくるのですが、
たしかに3日間この勉強だけを続ければ、勉強時間的には30~40時間積み上げられるので受かるかもしれませんが、
資格マニアでもなければそういう発想にはならないと思うんですね。
3週間から1か月くらいかけて勉強するように考えた方が良いと思います。
自分だったら、最低でも2週間は欲しいかな…。

8.危険物取扱者試験 乙3、乙5、乙6(法令・物化免除)

どんな資格?

総合難易度 :☆(かなり易しい)
必要勉強時間:1科目5~10時間程度
ただし、3科目同時受験だと40時間程度
(私の勉強時間:25時間程度)
資格分野概略:化学系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:☆(易しい)
要求記憶量 :☆(性質消火だけなのでそれほど多くない)
国語素養要求:☆(ほぼ不要)
理系素養要求:☆(性質消火だけなのでほぼ不要)

特徴

乙種の危険物取扱者免状を持っていると、
他の乙種の危険物取扱者試験を受ける際に
法令と基礎物理化学を省略(免除)することができます。

しかも、自治体によっては複数科目受験可能だったりします。
私は甲種の受験資格を得たかったので、
乙種を3つ合格(乙1or乙6、乙3、乙5)する必要があります。
何度も受けるのが面倒だったので、
3つ同時に受験できる自治体を探して受験してきました。

1科目の性質消火だけなら、一夜漬けでもいけそうな感じです。
これが3つだからその3倍かと単純に思っていたのですが、
3つ同時に受けると、手間は5倍くらいに増えます。

例えば、1科目だけだと、似たような性状は覚えなくても解けたりしますが、
3科目になるとそういう技が使えなくなるんですね。
結局覚えることが1科目ごとに受けるよりも大分多くなってしまうので、
1科目ずつ受けた方が得策のように思います。

3つ同時に受けると、乙四のフル試験…まではいかないにしても、
それほど変わらないくらいの記憶量が必要です。
性質消火は知っているかどうかで勝負が決まってしまう科目ですし、
乙6とかは物質が少ない分細かいことまで聞かれたり、
乙5とかは物質が多く、マイナー分野からも結構出題されますからね。

9.ビジネス実務法務検定 2級

どんな資格?

総合難易度 :★★★★(結構大変)
必要勉強時間: 90~200時間程度
(私の勉強時間:70~80時間程度)
資格分野概略:法律系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:★★★★(過去問と似た論点が多いが問題自体はかなり難しい)
要求記憶量 :★★★☆(範囲が広く、結構しんどい)
国語素養要求:★★★★★(法律試験なので要求度は高い)
理系素養要求:☆(不要)

特徴

東京商工会議所が実施している有名な検定で、
幅広い法律知識を学べる検定です。
FP検定と同じく、浅く広い系の試験ですね。
範囲が広いのと、問題自体は結構難しいので、
行政書士試験で民法や商法・会社法を勉強した身でも、
難しいと感じる問題があります。
ただ、出題される論点はそれほど変わらないので、
見た目ほど難しい検定ではないです。
合格点が70点(7割)であるところが少々プレッシャーかもしれません。

しかし、私が受けた第53回は異例の改変が入っていました。

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これまでは5択だったのですが、
8択、6択、正解肢を2つ選択、個数問題、通常の5択で構成されていました。
しかも合っている肢が幾つあるかを問う個数問題が6~7問くらいあり、
全肢を正誤判断できないと合格点に到達するのが難しい仕様に変わっていました。
また、公式問題集にも出てこないような超マイナー分野も出題され、
受験者の心を折りに来ていました。

難化したと思いますが、それでも公式問題集をしっかり回していれば、
あとは現場思考で何とかなると思います。
ただ、これから受験される方は、しっかり対策することをおススメしますね。

10.宅地建物取引士試験

どんな資格?

総合難易度 :★★★★★☆(難しい)
必要勉強時間: 300時間程度
(私の勉強時間:100~120時間程度)
資格分野概略:法律系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:★★★★★★(重箱の隅系の細かい論点を突いてくる)
要求記憶量 :★★★★★(要求記憶量はかなり多い)
国語素養要求:★★★★☆(法律試験なので要求度は高いが、他の法律系資格に比べれば大分マシ)
理系素養要求:★(多少の計算問題あり)

特徴

全国25万人が申し込むマンモス資格、みんな大好きな宅建です。
まかろんろん@節約がこの試験に挑戦するにあたり、
メンターになる必要があったため、一緒に勉強しました。

私は行政書士試験で民法を学習しているので、
その点は他の受験生よりも大きなアドバンテージがありましたが、
海事代理士試験、ビジ法2級、賃貸不動産経営管理士試験、
その他諸々の資格勉強と併行せねばならなかったので、
満足な時間も取れず、しかも、他の資格試験の暗記容量が
非常にボリューミーだった(特に海事代理士試験…)ので、
結構キツかったです。

この試験の難しさは、ずばり「細かい」ことです。
細かいことを正確に憶えていないと失点するように
問題が作られているので、手を抜きづらいです。

また、「権利」科目は民法10問、借地借家法2問、
区分所有法1問、不動産登記法1問で、14/50の配点を占めていて
結構ウェートが高いのですが、
民法がかなりの曲者で、行政書士試験レベルでは
ほとんど学習しないような細かい論点
(例えば、特別の方式の遺言とか…)を
問うてくる問題が複数出てきます。
問題が難しいのではなく、知らない論点を出されるので
答えられないという問題が多くを占めていて、得点しづらいです。
また、そこまで手を広げると、
Aランク問題をぼろぼろ取りこぼすようになり、合格から遠のきます。
この2点のせいで、「取れる問題をこぼさず取る」必要があるので、
難しいんですね。捨て科目も作れません。

合格レベルに到達するための暗記量的には
FP2級の3倍程度かと思います。
必要な暗記量も結構しんどいレベルです。
行政書士試験とは難しさのベクトルが違いますが、
難しい試験だと思いましたね。

11.賃貸不動産経営管理士試験

どんな資格?

総合難易度 :★★☆(普通)
必要勉強時間:100時間程度
(私の勉強時間:60時間程度)
資格分野概略:不動産実務系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:★★(問題はシンプルだが、
過去問ストックが少ないため、過去問対策だけでは
合格が難しく、それなりに現場思考を要求される。)

要求記憶量 :★★★(深い知識は問われないがかなり範囲が広い)

国語素養要求:★★(法律系試験と違って聞かれ方は素直だが、
民法/借地借家法の問題は多少要求されるかも。)
理系素養要求:☆(ほぼ不要)

特徴

一定の賃貸不動産の管理会社やサブリース会社に設置が求められる
業務管理者になるための要件にもなっている近年国家資格化した資格で、
国家資格化してからはまだ歴史が浅い資格です。

国家資格化してから難化しているのですが、
R5年度の試験が国家資格化してから3回目の試験で、
そのため、過去問での試験対策がしづらかったです。

法律試験である宅建士試験と違い、
こちらは実際の業務に関係する知識を広く浅く勉強する感じです。
ベクトルとしてはFP検定に近いですね。広く浅くというのは、
宅建士のようなスペシャリスト型の資格に比べての話であって、
お客さんに説明するための引き出しはかなり増やせると思うので、
業務管理者になる必要が無い方でも
不動産営業職の方には結構良い試験かもしれません。

試験問題自体はそれほど難しくはありませんが、
前述のとおり過去問だけでは試験対策がしづらく、
その場で考えて答えを出さねばならない問題がそれなりにあるので、
予備校の市販模試で補強したり、国交省のガイドラインやFAQの
重要なところを読んでおき、過去問にない知識を問われても
何とか答えを導き出せるようにしておく必要がありますね。
私はR5年度に受験しました。自己採点では50点中45点で合格見込みです。

12.海事代理士試験

どんな資格?

総合難易度 :★★★★★★☆(キッツー)
必要勉強時間: 500時間程度
(私の勉強時間:350~400時間程度)
資格分野概略:法律系

【分野別難易度評価】
問題の難しさ:★☆(知っているか知らないかで
決する問題ばかりで難しさはない)

要求記憶量 :★★★★★★★★★
(量も膨大、かつ、正確な暗記を要求される)

国語素養要求:★★★☆(法律系試験だが
試験問題を解く上では要求度は高くない。
ただし、文語体の法令は慣れないとキツイかも。)

理系素養要求:☆(ほぼ不要)

特徴

この試験の特徴は一言で表すなら「超暗記偏重」です。暗記が全てです。
問題自体は知っていれば答えられる問題ばかりで、
処理能力や、現場思考が問われる問題はありません。
しかし、暗記量がかなりのボリュームで、しかも正確に
憶えねばならないため、この試験はとても大変でした。
筆記と口述試験で構成されますが、筆記は穴埋め問題が多く、
良くある語群選択ではなく、書かせる問題が多いです。
その手の問題は、漢字含め条文通りに記載しないと
×を食らう問題が多いので、何度も写経して記憶するしかありません。

口述試験は、過去問から多く出題されるとはいえ、
頻出問題を200問以上答えを憶えるのは
なかなかキツイ作業です。行政書士試験の
記述問題の答えを200問以上暗記するようなイメージですね。
試験自体が難しいわけではないのですが、
かなりの努力量を要求されます。勉強時間は行政書士試験と
同じくらい確保して臨みましたしね。

難易度評価は現場思考や思考力を問われないことから
低めに付けていますが、私としては
宅建士試験を2回受けるくらいの大変さを感じました。
この記事を書いている段階では合否は出ていませんが、合格見込みです。

★次にアップデートする予定の資格

次は何を受けようか考え中ですが、
危険物甲種とCFP認定考査(その前にAFPやらなきゃ…)を
受けようかと思っています。そのほかにも
超絶難しい資格にもチャレンジしてみようかと考え中です。
来年度の受験計画が決まったらアップデートします。

私が取得した資格の総合難易度ランキング!
1位 行政書士試験    :★★★★★★★★★★
2位 海事代理士試験   :★★★★★★☆
3位 宅建士試験     :★★★★★☆
4位 相続アドバイザー2級:★★★★
5位 ビジ法2級     :★★★★
6位 FP2級       :★★★☆
7位 賃管士試験     :★★☆
8位 危険物乙四     :★(中学理数が苦手なら★★)
9位 FP3級       :★
10位 知財検定3級 :☆(or★)
11位 年金アドバイザー4級:☆
12位 危険物乙(性消のみ):☆

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