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資格

危険物乙四資格試験、STUDYing以外に活用したものと、本番試験の難易度

2024年1月12日

この記事はまかろんろん@DTMが執筆しています。
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※当記事は各種情報は2023年2月6日時点のものです。

まかろんろん@DTM
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危険物の試験は問題用紙も回収されてしまうため、
過去問が出回っていないんでよね。

一般財団法人消防試験研究センターのHPに1回分の試験問題が
公開されていますが、これだけでは対策が立てづらいです。


私はSTUDYingの講座で勉強をしましたが、STUDYingの模試10回分のうち、
8回分くらいは本番よりもかなり難易度が高く、
どこまで勉強すれば良いかがわかりづらかったです。

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実際の本番試験を受けてみて、どの程度勉強すればよかったか、
気を付けるべきポイントを解説していこうと思います。

1.本番試験の難易度

本番試験の難易度を測るうえで、過去問の分析は外せません。
残念ながら1回分しか公開されていませんので、
分析するには足りないのですが、これを参考にするしかありません。

〇公開されている過去問
過去に出題された問題|危険物取扱者試験 |一般財団法人消防試験研究センター

実際に私が受けた本番試験の難易度も、公開されているものと
変わらない印象でした。正答しづらい個数問題
(合っているor間違っている選択肢の数を答えさせる設問)は
2~4つ程度で、STUDYingの模試のように10を超える問題で
個数問題が出ることは想定すべきではないと思います。
私の受験回では、個数問題は2個か3個だったと思います。
合格率が概ね安定していることを考えれば、
そこまで意地悪な出題はしないと考えられます。

公開されている過去問を見ていただくとわかるのですが、
乙種の問題に関しては聞かれていることは非常にシンプルで、
奇をてらったような知識は問われません。
また、出題範囲もどこかに偏っている印象はなかったです。

2.気を付けるべきポイント

法令・基礎物理化学・性質消化の3科目で
それぞれ6割以上正答しないと合格できません。
どれかが一つでも欠けると不合格です。
特に基礎物理化学と性質消化は10問しか出ませんので、
1問の重みがあります。4問しか間違えられませんからね。
そのため、むやみに捨て問を作る行為は
不合格のリスクを高めてしまいます。
捨て問を作るのであれば、戦略を立てて作る必要があります。

法令

法令は万遍なく出題される印象です。
えっ、こんな細かいところまで聞いてくるの!?
という問題が複数出てきます。なので、確実に合格レベルに
達するためにはそれほど捨て問を作れない感じです。

指定数量毎に必要となる保有空地の違いは
出題頻度が低いわけではなさそうですが、
覚えなければいけない量がかなり多いため、
私は覚えずに試験に臨みました。

指定数量の計算のように毎回出そうな頻出論点がある一方、
そういうものだけ押さえておけば受かる…というものでもないので、
法令はこの試験の中でもっとも忍耐を要する科目だと思います。

基礎物理化学

この科目は人によってかけるべき時間が変わってきます。
理科に苦手意識がなければこの科目にそれほど時間をかける必要はないです。
特に、理系の方であれば、定義問題だけ確認しておけば
ノー勉でも問題ありません。しかし、苦手な方からすると、
これのせいで不合格になってしまう厄介な科目です。

苦手な方の中には計算問題を全て捨ててしまう方がおられるそうなのですが、
計算問題を捨ててしまうと、それだけで2~4問を失点する可能性があるので、
掛け算割り算が全くできないレベルの方でなければ捨てない方が良いです。

計算の意味を理解する必要はありません。公式を丸暗記して、
該当する問題が出たらそれに数字を当てはめて、
ルールに従って計算していくだけです。公式とルールを暗記するだけなので、
苦手とする方が思っているほど難しくありませんし、
基礎学力が無くても大丈夫です。このあたりは
苦手な方向けの解説記事を書こうと思ってます。

この分野での捨て問は「イオン化傾向」です。結構な量を憶えないと
正答できないにも関わらず出題頻度が低く、出ても1問と思われますので、
乙四対策としてはコスパが圧倒的に悪いです。
これを覚えることで、その他の知識がスカスカでは
合格が遠のいてしまいますので、これを覚えるくらいなら、
法令と性質消化の記憶に励むべきです。

一方で、電気(電池含む)や物質の三態、
ボイル・シャルルの法則、物質の燃焼は簡単に正答できますので、
確実に得点できるようにしていった方が良いです。
私が受けたときには電池(電池の種類による電圧の高さの順番問題)と
電気(オームの法則を用いた計算)がそれぞれ1問ずつ出ました。

性質・消化

性質・消化は、割とマイナーな物質&性質も出題される印象で、
私が受けた際にはそういった問題が3問あって、結構焦りました。
出題頻度が高い物質(ジエチルエーテル等)の勉強だけでなく、
そこそこマイナーな物質もある程度選択肢が切れるくらいには
記憶していかないと痛い目を見ることになる可能性があります。

私もマイナー論点に関しては物質名から
おおよその物質の性質を考えることで選択肢を切っていって対応しました。
仮に確実に記憶していなくとも、勉強していれば
正答率を上げることができるので、ここは踏ん張ってマイナーなものも含め、
学習してみてください。性質・消化は知らなければ
推測のしようもないので、マイナー論点をノー勉だったら、
私はもしかすると性質・消化で足切りにあった可能性もあります。

なお、ジエチルエーテルは危険性が高いためか、本試験で超頻出です。
私が受験した回でもジエチルエーテルに関する問題が出ていました。

試験的な意味でも大変危険な物質ですな

3.Studying以外に活用したもの

Studyingは法令の講義がなかったので、法令の講義代わりに
「シン・超速!危険物ちゃんねる」さんの
法令動画を繰り返し見るようにしていました。
シン・超速!危険物ちゃんねる

この動画でインプットし、Studyingの問題集と暗記ツール
(空欄の穴埋め問題的なやつです)を繰り返すようにしていました。
この法令動画の内容を理解・記憶していれば、
確実ではないにしろ、これだけでも合格圏に届く可能性が高いように思います。

一方で、性質・消化の動画は、
これだけだと合格点に届かない可能性が高いと思いました。

メジャーな物質とその性質を把握できるので、この動画も非常に有用なのですが、
法令とは異なり、これだけで試験に臨むのはかなり危険だと思います。
私の実体験上、結構マイナーな論点も本試験では出る印象です。
性質・消化は15問出題される法令と違って10問しか出ないですからね。
マイナーな論点を全く勉強していないと選択肢をほとんど切れず、
3or4択の当てずっぽうなんてことにもなりかねません。
お手持ちのテキストや、受けている講座で知識を補強しておくことを
おススメします。

自分の実力がどの程度あるのかを測るために、
過去問.comさんの予想問題も活用しました。
本番の試験難易度よりも難しい印象
(簡単な問題もあるが、本試験よりもかなり難しいものも混じっている)を
受けましたが、20~30問程度やってみて6割を切っているようなら
明らかに勉強不足だと思われます。

★過去問.com
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私はStudyingの講座とこれらを利用して、
約40時間程度の勉強(動画視聴時間含む)で合格することができました。

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