日常を忘れての旅行や帰省は心ときめくものがありますが、
荷造りと共に憂鬱の種になるのが出かける前の戸締り(準備)ですよね。
特に空き巣や不在時の火事など、一度気になってしまうとそればかりが
頭をよぎって折角の旅が楽しめなくなってしまうのは勿体無いです。
そこで今回、我が家(戸建)が取り入れている
長期外出前の気をつけるべきポイント、気をつけていることを
紹介できればと思います。
いつも何か気になってしまうという方の参考になれば幸いです!
ポイント
・一部はマンション・アパート等の集合住宅でも実践可能ですが、
基本的には戸建向けの記事となります。
・1泊ー1ヶ月程度の外泊を想定しての記事となっています。
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空き巣対策
照明は普段点いている部屋だけ点ける
夜の住宅街を歩いてみるとわかりますが、だいたいどのお宅も
カーテンを引き、ライト(照明)をつけていますよね。
長期外出時も同様にいつもと変わらない日常を演出するのが重要です。
ズバリ!普段から夜に使用する部屋の照明を点け、
カーテンを引いておくだけです。
これでいつもと同じ通常運転の我が家が完成します。
(1~2泊程度の場合)テレビ等をつけておく
短期間の外出の場合テレビのオンタイマー・オフタイマー機能を利用し、
普段テレビを見る時間帯だけ音が鳴るようにしておくのも手です。
ただしこの場合、テレビのコンセントをオフにできない・タイマー設定を失敗し、
つけっぱなしになってしまっていた等の事故を避けるため
2、3日などの短期外出の場合にのみおすすめです。
郵便物は不在お預かりを利用

普段から郵便物がたくさん届くお宅はもちろんのこと、
そうでもないというお宅であっても外出が長ければ長いほど
郵便ボックスを溢れさてしまうリスクがあります。
例えば、個別株をたくさん買っているという方は、株主総会時期に
議決権行使の大量の封筒が一気に届くことになって困りますよね。
そんな時は郵便局のサービスである「預かりサービス」を使いましょう!
長期間不在とする場合の郵便物等の配達について教えてください
「預かりサービス」は手数料無料で1ヶ月以内の郵便物を
預かってくれるという非常にありがたいサービスです!
なお、1ヶ月以上の外出予定がある場合、転居届が必要となりますので
家族・親戚宅に相談し了承を取ってからそちらに一旦指定しておき、
戻ってきたら受け取るようにしておくのがベストです。
雨戸は普段から閉めている場合だけ

長く家を空ける時は防犯も兼ねて雨戸を閉めておきたくなる衝動に駆られてしまうところなのですが、普段全くと言っていいほど雨戸を閉めていないお宅に関しては
逆に雨戸を閉めてしまうことで不在だとアピールしてしまう恐れがあります。
あくまで普段通りの状態にしておくことが重要です。
(台風・強風シーズンでどうしても心配という場合はなるべく家全体ではなく
守りたい部分だけ閉めておく、という方法も効果的です)
その他対策
なるべく多くのコンセントを抜く
長期外出であればあるほど、コンセントはなるべく抜いておくことを推奨します。
節電にもなりますし、万が一断線などしていた場合火事の原因にもなります。
1週間ほど外泊をした際、我が家は冷蔵庫以外のコンセントを抜いて置きました。
(もちろん冷蔵庫を空にできた場合は冷蔵庫のコンセントを抜いておくと
より効果的です。)特に充電タイプの電源タップ、モバイルバッテリーなどは
要注意です。出かける前にコンセントの位置を紙に書いたりして指差し確認する
クセをつけときましょう。
ちなみに帰宅時に真っ先に点けるべき箇所は
トイレの便座の保温機能です(普段から使用している場合)特に真冬の場合、
ヒートショックの原因にもなりえますので特にご注意ください。
コンロを確認
家庭内での火事の原因の半数以上がコンロからの出火と言われています。
出発前に慌てていたりするとうっかり見落としてしまうのがこのコンロ。
一番リスクが高い箇所なのもあり、しっかり確認をしておかないと、
家を後にした時にふと「コンロ消したっけ・・・?」と気になってしまい、
心配症の方の場合早めに旅を切り上げたり、わざわざ家まで引き返してしまう
羽目になることも。
比較的築浅のお宅にお住まいの場合、コンロにロック機能が付いています。
小さなお子さんや高齢者の誤操作防止のためのこの機能ですが、こういった
お出かけの際の簡易的な確認にも非常に役に立ちます。
ロック機能がないお宅でもコンセントと同様に指差し確認すると安心です。
屋根下にある植木は雨の当たる屋外へ
外出中に晴れと雨が入れ替わりでやってくる天気の場合、
普段屋根の下に置いたままにしている花・植木は屋根の無い部分まで
移動しておくと雨が水やりの代わりになって便利です。
一方酷暑の続く真夏、台風シーズン等の場合、室内へと移動しておきましょう。
今では電動タイプの自動水やり機なども増えてきましたよ!
家族親戚にも協力してもらう
長期間の外出であればあるほど、可能であれば別居の家族・親戚に留守をお願いするのも有効な手です。合鍵を渡すのが心配、ということであれば、家の中には入らず自宅周りではき掃除をしてもらったりするだけでも一定の効果があるでしょう。ハウスキーパー代としてバイト代など払ってきてもらうのも良いかもですね。毎日ではなくとも、定期的に見にきてもらうだけでも効果抜群です。
普段から行っておくといざという時に助かること
使用しないコンセントは抜く癖をつける

前述の通り、コンセントは待機電力の発生や、劣化しているものの使用により
火災の原意となることがあります。外周準備中の際は普段使用しないコンセントが
差しっぱなしになっていないか確認しましょう。特に普段使っていない
コンセントは一時的な使用が多く、目が届きにくい場所でもあります。
無駄なDMは登録解除しておく
長期での外出の場合、リアルでもオンラインでもダイレクトメールの処理が
追いつかずどんどん溜まってしまう傾向にあります。
そのため普段から少しずつでも不要なDMの登録解除を行う癖を
つけておきましょう。膨大な量のDMがたまることで
リアルの場合、大量の無駄な封筒を捨てることになりますし、
オンラインの場合重要なメールを見落とす原因にもなります。
余計な作業を増やさないためにも日常的な断捨離が大切です。
長期外出を見込んだ戸締り一式をシミュレーションしておく
このように防災・防犯においてさまざまな対策があるのですが、実際外出当日に
ぶっつけ本番ですべてをこなそうとするのはなかなか難しかったりします。
そのため、普段から一通りをシミュレーションしておくと当日もきっと
スムーズに進めることができます。我が家の場合、特に早くから暗くなる冬場は
普通のお出かけであっても帰りが遅くなるのがわかっている場合、
在宅しているように見せることができる
「普段照明が付いている部屋だけつける」を取り入れています。
まとめ

以上、長期外出の際に使える自宅でできる防災・防犯対策の紹介でした!
こんなところがポイント!
- あくまで普段と同じような外観にしておくのが大事
- 郵便物は預かりサービスを利用
- 常日頃からシミュレーションしておく
今回紹介した事例は旅行や帰省など事前に計画を立てて行うもの以外に
突然決まった長期入院等にも有効です。外出時の万が一に備えたこれら
簡単な対策でみなさまの安心に少しでも繋がれば幸いです!