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お金のはなし

銀行口座の断捨離、しませんか?利用頻度が低い銀行は解約するが吉

この記事はAFP・相続アドバイザーの
まかろんろん@節約が執筆しています。
プロフィール

みなさま、銀行口座はいくつくらい持っていらっしゃますか??
メガバンクから地方銀行・信金に加え、ネット銀行等が増えたため
最近はたくさんの金融機関が登場し始めました。
昔、アルバイト先から指定されて給与振り込みだけに開設した口座など
そのまま放置になっていませんか??

今回は長い眠りについている銀行口座を思い切って断捨離してみませんか?
というお話でございます。どこにどのくらいお金が眠っているのかわからない・・・
そもそもこの銀行の口座持ってたっけ?など記憶が曖昧な方に
ぜひ参考にしていただきたく思います!

銀行口座をまとめることで得られるメリット

この銀行にお金残ってたっけ・・・?など悩まなくて済む

まとめることの最大のメリット、それは圧倒的に管理の手間を短縮できること。

たとえば、仮に残高0のままにしたのを確認して「よし!これでこの口座は封印!」
としていても、年月が経ってふと「本当に0のままになっているかな・・・?」と
心配になってきたりします。仮に残高0のまま最後の記帳をしていても
その後にやっぱり何かしらで使用してなかったっけ・・・?なんて
記憶が曖昧になってきて結局また残高確認に行ってしまう・・・
これも口座を残しておく弊害なんですよね。

カードや通帳などの余計な荷物が不要

カードや通帳、銀行へ届けている印鑑(銀行印)など・・・どこにしまったか、
どの印鑑がどの銀行なのかこれらの管理って本当にめんどくさい!
そして通帳やカードをしまうためのスペースも確保なくてはならず、
空き巣や窃盗に気づかれないようにはどこにしまうべきか・・・などの悩みも。
口座の数を限定しておくことで、こういった余計なもの、
悩みを極力減らすことが可能です。

犯罪等の面倒ごとに巻き込まれない

口座乗っ取りや悪用など、普段から管理していない休眠口座が狙われたり
しがちです。放置状態にしていると仮に不正利用されていても全く気が付かず
そういった意味でも危険なため不要口座は解約させておくと安心です。

残された家族のために・・・

口座の名義人である私たちはもちろんのこと、自分が亡くなった後
多くの口座を持っていると残された家族があれやこれや収拾がつかず
本当に大変です。被相続人(死亡者)がどの銀行口座を持っているか
分からない場合、残された側に以下のようなリスクが発生します。

1. 遺産分割協議がスムーズに進まない

  • 銀行口座の存在が不明だと正確な遺産総額を把握できません。

  • 金融資産の全容が不明なままでは公平な遺産分割が難しくなります。

  • 後から口座が発見された場合、可能性は低いですが
    再度協議が必要となる可能性もあります。

2. 相続税申告の漏れ・過少申告リスク

  • 相続財産に含まれる銀行預金を見落とすと相続税の申告が不正確になります。

  • 意図せず「申告漏れ」と見なされ、
    加算税や延滞税の対象になることがあります。

  • 税務署は故人の取引金融機関を独自に把握する可能性があるため、
    後から指摘されるケースも。

3. 払い戻し請求の機会を逃す

  • 銀行に連絡されないまま放置された口座は「休眠預金」として扱われ、
    一定期間後に国庫に帰属します(原則10年間)

  • その前に手続きをすれば払い戻しが可能ですが、
    口座の存在を知らなければ請求のチャンスを逃します。

4. 第三者による不正引き出し

  • 相続人以外の人間(家族の一部等)が故人の通帳・キャッシュカードを使って
    勝手に引き出す可能性があります。

  • 相続開始後の引き出しは不当利得や横領に該当することもあり、
    後々のトラブルになります。

5. 銀行からの重要な通知の見落とし

  • 残高不足による口座凍結や定期預金の満期通知、ローン引落不能などの通知が届かず金融機関側との信頼関係や信用情報に影響することも。

6. 相続放棄や限定承認の判断ミス

  • 被相続人の資産状況が正確に把握できないと相続すべきかどうかの
    判断が難しくなります。

  • 実際は多額の債務があるのに、預金だけ見て安易に単純承認してしまうと
    借金まで引き継いでしまう恐れがあります。

対策としては・・・

・相続開始後、故人の郵便物・通帳・確定申告書・取引明細・通話履歴などを徹底的に確認(リミット3か月)
・心当たりのある金融機関に「残高証明書」や「取引履歴」の開示請求
「預金口座調査サービス(有料)」や、信用情報機関への照会などを行う。

まかろんろん
まかろんろん
うひぇ~~~!!!考えただけでも目が回ってくる~~!!

相続発生時はただでさえ悲しみに暮れる間もなく手続きやなんやらで忙しく
なります。少しでも残された側の負担にならないよう、日頃から口座も
断捨離しておきましょう。

普段使いなら「ネット銀行」がおすすめ!その理由は・・・

銀行をある程度断捨離する際、優先的に残すべきおすすめの銀行は

ズバリ「ネット銀行」です。ここからはネット銀行とは??
なぜネット銀行がおすすめなのか、そんなことを紹介して行きたいと思います!

「インターネットバンキング」と「ネット銀行」の違い

まずこのふたつの違いが非常に分かりにくいんですよね~~!!
実はこんな違いがあるんです。

「インターネットバンキング」 (Internet Banking)

・銀行の口座開設、残高照会、振込、振替、定期預金などの取引を、
パソコンやスマホなどのインターネットを通じて行うサービスです。
※例えば三井住友銀行やみずほ銀行などのインターネットバンキングサービスを
利用して、残高照会や振込を行うことを指します。

教官
教官
従来の銀行(メガバンクや地方銀行など)が提供するサービスということね(実店舗は存在するものを指すわ)

「ネット銀行」(Online Bank)

・実店舗を持たずに、インターネット上で業務全般を行う金融機関のことです。
※口座開設、残高照会、振込、住所変更など、全ての取引が
インターネット上で完結します。

教官
教官
PayPay銀行、楽天銀行、auじぶん銀行などが有名ね

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ポイントを整理すると・・・

インターネットバンキングは、銀行の取引を
インターネット経由で行うサービスのことです。

ネット銀行は、実店舗を持たずにインターネット上で
全ての取引を行う銀行を指します。

つまり、インターネットバンキングは
銀行が提供するサービスの一つであり、
ネット銀行は銀行そのものの形態を指します。

「ネット銀行」を使うメリット

多くの銀行が現在「インターネットバンキング」を導入しているため
24時間振り込み可能・自宅にいながら送金可能などのメリット部分は
「ネット銀行」以外の既存の銀行でも今では大体受けることが出来ます。
一方で「ネット銀行」ならではのメリット部分としては

一定回数まで手数料がかからない割合が高い

多くのメガバンク等は出金手数料がかかります。その上段々と値上がりしていっていますが、多くのネット銀行は手数料が1カ月一定回数まで無料となっています。
大多数の方はこの無料範囲内に収まるでしょうし、上限を行ってしまっても
かかる価格は多くのネット銀行の場合メガバンク以下ですので
グッと節約できるのが大きなポイント!となるわけです。

じい
じい
最近では医療機関・公的機関などでもキャッシュレス化が
進んでいるようです。支払いの時短に加え、
ポイント制度も豊富ですので
こういった選択肢もいかがでしょうか

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一方、投資を行う方など多額の現金引き出し・送金等の面では
対面の銀行窓口の方がよりスムーズでやり取りが楽ではあります
(ATMでは1日の引き出し上限などが決められていたり、
仮に引き出せたとしても短時間でも超大金の現ナマを
持ち歩くのも怖いですよね)

そういった方は対面型のメガバンク・地方銀行・信用金庫等を
1つ残しておき、ネット銀行と組み合わせるのもおすすめです。

まとめ

 

以上、銀行口座の断捨離のススメでございました!

こんなところがポイント!

  • コスパ・タイパ・スペパ全てに恩恵がある
  • 余計な悩みを抱え続けずに済む
  • ネット銀行はぜひ残すべき!

不要口座の断捨離を行うことで・・・

・コスパ(貯金額をまとめることで僅かな利息アップ)
・スペパ(通帳・カード等保管するスペース確保の必要なし)
・タイパ(口座の数を減らすことで管理がスムーズに)

こんな恩恵がありますっ!!

いつまでも使っていない口座を持ち続ける行為は、まさに百害あって一利なし!
あの口座、お金入ってたっけ?口座悪用のニュース?そういえば使ってない
あの口座は大丈夫かな・・・?
そして相続の時・・・この口座で本当に最後かな・・・?本人に聞こうにも
聞けないし・・・悲しみに暮れる間もなく、手続き等で
てんやわんやになる残された家族に負担をかけず、
最小限の負担で済ませることも可能です。

現在は口座解約の手続きも多くの銀行でネット上から
行えるようになっております!この記事に遭遇したのも何かのご縁、
自分のためにも、家族のためにもぜひ意を決して断捨離、始めてみませんか??

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